インホイールモータ
高トルク、低振動、薄型を実現したアウターロータ式同期モータ
※特許取得済み
■高トルク・高効率を実現
減速機不要のダイレクトドライブのため、エネルギー効率が向上しました。使用用途に合わせて、空冷式・水冷式どちらにも対応できるよう設計しています。

■車内への振動を低減
インホイールモータとして、極限までコギングトルクを抑えて、モータ振動の車内への伝達を低減しました。

■15インチホイールに装着可能
軽自動車にも使える外径サイズで薄型構造を実現しました。

■アウターロータ式
シンプルな構造で熱的に有利な、高効率、低騒音、低コストのアウタロータ式を実現しました。アウタロータ式の課題であったコギングトルクは、磁界構造の最適化設計(磁石とスロットの位置、モータコア形状など)により低減しました。
<モータ仕様>
外径×幅
φ337mm×135mm
15インチホイール対応
最高回転数
1250rpm
最大トルク
570Nm
最大出力
23.5kW / 32PS
定格電圧
330V
冷却方式
空冷式 / 水冷式
インホイールモータ評価試験
@耐水(水没)試験法
JIS D 0203に準拠(保護等級 IPX7)
モータ温度を水温+30℃に十分温め、水深100mmで10分間水没させる。
A高圧水蒸気噴流試験法
JIS D 5020に準拠(保護等級 IPX9K)
高圧噴射ノズルで種々の角度から各10秒間噴射する。
B粉塵試験法
JIS C 0920に準拠(保護等級 IP6KX)
50μm以下の粉塵が浮遊するチャンバー内で8時間暴露させる。
C塩水試験法
JIS C 0023に準拠(現JIS 60068-2-11)
塩分濃度5%で温度35℃のチャンバー内で96時間暴露させる。
D連続運転耐久試験法
急加減速運転や一定速度運転などを盛り込んだ、独自パターンで市場10万km走行相当の駆動系負荷を模擬した促進耐久試験。
E上下耐久加振試験法
-40℃〜+85℃の温度変化の中、極悪路を含む市場20万km走行相当の路面上下入力を模擬した促進耐久波形で加振する。
F耐熱試験(定格出力試験に準拠)
  • 試験条件:15kW (150Nm/960rpm) 空冷と水冷、20kW (200Nm/960rpm) 水冷
    ※連続1時間運転
  • TRIAS 099-172-2「電動機定格出力試験判定基準」
    H仕様:上限温度180℃ 温度上昇限度130℃(参考)

本モータは標準仕様の空冷式に加えて、水冷式も可能。
(注)水冷式は過酷な運転や定置設備での運転を想定。