RTM-Worx RTM成形・VaRTM成形(バキュームインフュージョン) 樹脂含浸解析・シミュレーションソフト |
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Polyworx社のRTM-WorxはRTM成形やVaRTM成形(バキュームインフュージョン)での樹脂含浸解析・シミュレーションソフトです。有限要素法およびコントロールボリューム法を用いて繊維基材などの多孔質媒体を通って流れる樹脂の物理方程式を解くことができる非常に使いやすいシミュレーションソフトです。注入口、ランナー、排出口の位置を最適化することでドライスポットを防ぎ成形サイクルタイムを短縮することが可能です。またRTM-Worxを使用すれば、材料を無駄にすることなく、短時間で多くの試射を行うことができます。設計の段階で作業工程を最適化し、リスクを軽減することが可能です。 | ||
用途 RTM-Worxは、RTM成形やVaRTM成形(バキュームインフュージョン)のために開発されたシミュレーションソフトで、困難な製作に数多く利用されています。RTM成形では、航空機のスポイラーや補強材をはじめ、航空宇宙、海洋、自動車産業、建築・建設など、VaRTM成形ではヨットの船体やデッキ、風車のローターブレードなど、多くの製品に使用されています。 |
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使いやすさ Windowsのようなグラフィカルな環境を使った経験があれば、1日でモデル作成から計算の実行、結果の表示と解釈までRTM-Worxを使いこなすことができます。有限要素法に関する知識とCADやFEMソフトウェアの経験があれば役に立ちますが、必須ではありません。 |
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特徴
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Polyworx社について Polyworx社は、樹脂加工業界向けのソフトウェアツールの開発を専門に行っている会社です。RTMプロセスのシミュレーションコードの開発は、1991年にオランダ応用科学研究機構(TNO)がアイントホーフェン大学で開発されたVIpシミュレーションコードにRTM拡張モジュールを開発したことから始まりました。最初のPCベースのRTMシミュレーションコード「π7」は、British Aerospace Airbus Ltd.、Brochier SA、 INASCO Hellas、INASMET、INTRACOM、スウェーデン王立工科大学、Short Brothers Plc、Sonaca SA、Swedish Institute of Compositesおよびプリマス大学の協力で、TNOによるBrite-Euramプロジェクトで開発されました。1997年、RTM-Worxの開発は完全にゼロから始まりましたが、VIpとπ7から学んだ教訓が生かされています。2001年には、非等温反応モジュールをリリースし、2009年にはカスタムソリューションを構築するためのスクリプト言語SALTを組み込みました。最新の開発は、RTM-Worxの全機能を備えたSALTスタンドアロンアプリケーション用の'rtwxlib'ライブラリです。SALTのマルチスレッド機能やネットワーク機能と組み合わせて、リアルタイムのオンラインプロセス監視・制御アプリケーションや、風力発電、自動車、航空宇宙部品用のパラメトリックモデルを生成するソフトウェアの開発に利用されています。 |
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RTM-Worx実績例
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