単気筒試験エンジン
製品詳細
筒内流動、燃焼観察、インジェクタ噴霧、動力性能等が計測可能な単気筒試験エンジンです。

先行開発用のIN/EX ポート、燃焼室、バルブ径、バルブ配置、バルブ角度など、各仕様のヘッドを簡単に変更可能で、テスト目的に合わせてエンジン仕様を変更する事が可能です。

初期のエンジン検討段階でCFD 等の解析データと実測データを比較することにより明確なエンジン開発の方向性が見出せます。

ガソリン・軽油だけでなく、色々な次世代燃料(天然ガス、水素、バイオ燃料、など)に対応してカーボンニュートラルな社会を目指します。

<特長>
筒内流動測定をおこなった燃焼室形状で動力性能を確認可能
バルブ機構はそのままに、ヘッドを交換することでバルブ挟角も変更可能
燃焼室周囲に障害物がなくオプティカル計測のアクセスが容易
ツインカウンターギヤと可変カウンターウェイトによる低振動化
ボア、ストローク、クランクオフセット等の自由度が幅広く設定可能
※ディーゼルタイプのエンジンの単気筒化/試験機化にも対応可能
※過給器など付帯物の開発/製造も可能

計測項目
筒内流動、燃焼観察、インジェクタ噴霧、動力性能、その他
可視化領域
側面(視野範囲大)
ボトム(視野範囲小)
運転領域
流動計測:4000rpm
燃焼観察:2800rpm
性能計測:6000rpm
その他の特徴
@流動・燃焼・動力性能の相関が得られる
Aバルブ挟角はヘッド形状で変更可
B可視化部分のメンテナンス性が容易
C要求に応じてヘッドにセンサ孔設定
D燃焼室(ヘッド/ピストン)とポートの形状変更が容易
Eロングピストン、ショートピストンの変更が容易
Fコンパクト設計
流動計測
@ シリンダーに石英ガラスまたはサファイアを採用しており、モータリングにてエンジンを運転し、筒内流動計測などが可能になります。
※筒内流動計測時には別途計測装置必要になります。
※可視化用シリンダーは石英ガラス、サファイアにて価格が異なります。


  サファイアガラス・石英ガラスの特注製作にもご対応可能です。
A 先行開発用のINポート/EXポート、燃焼室、バルブ径、バルブ配置、バルブ角度など、各仕様のヘッドを簡単に変更可能で、テスト目的に合わせてエンジン仕様を変更する事が可能です。初期のエンジン検討段階でCFD等の解析データと実測データを比較することにより明確なエンジン開発の方向性が見出せます。
B CFD等の解析データを検証することが出来ることにより正確に早く開発が進む。
C 数種のピストントップ形状の比較テスト時に必要となってくる、各部品の交換も容易にでき、開発スピードの向上、開発コストの低減に繋がります。
D ピストントップ部を石英ガラス、サファイア等に変更することにより、ピストン下部方向から燃焼可視化(ボトムビュー)が可能となります。
燃焼観察
@ 低速回転での燃焼状態を可視化可能。
A 燃焼解析ソフト等の比較が出来ることによる開発スピード向上。
B 流動計測と同様に、様々なパーツの変更が容易で、仕様ごとの作業時間の短縮、開発スピード向上、開発コストの抑制を実現。
C 流動と燃焼が同じ仕様のエンジンヘッドで確認可能。
試験装置でのロングピストン・ショートピストン仕様の共通な特徴
@ バルブ機構はヘッド部と独立構成されており、自由度も広く、ご要望されるバルブ機構に副った変更を可能としています。
A ボア、ストローク、コンロット長さ等を変更することによるエンジン振動問題はクランクウエイト、バランサーウエイトの変更を取り入れ、振動問題を解消しています。
B シリンダーブロック部のオフセット調整を可能としており、ご要望、仕様により調整対応を可能としています。
C 小排気量車、大排気量車など、幅広く想定しており、設計段階からの排気量変更要望に対して柔軟な対応が可能です。
D エンジン制御も非常停止もコントロール室より操作を可能なので試験設備全体を観察しながら安全に作業をおこなう事が可能です。
E 非常停止ボタンを押した時、エンジン自体を損傷する事なく、安全に停止する様に配慮しています。
F エンジン制御時に使用するパソコン画面は標準仕様を用意していますが、お客様のご要望を基に、様々な画面設定及びレイアウトが可能です。
※作成費用は別途必要
G 電動可変オイルポンプ
H 電動ウォータポンプ
I ポート噴射及び直噴可能
J カムタイミング手動調整
K 燃焼圧力センサー・ボアースコープ等取付け
L 設計がシンプルで部品組み換えが簡単な為、開発作業がスムース

オプション
@ インタークーラー別途取付け
A ターボ及びスーパーチャージャ別途取付け
B EGR別途取付け
C ドライサンプ
D バルブリフトカーブが自由に変更出来る油圧機構(他社製品)の取付けも可能
E トルクセンサー取付けによりエンジンのフリクション計測が可能